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「アメニティー」の意味とは?国内外のホテルからその意味を考えてみる。

  • 執筆者の写真: 安藤かおり
    安藤かおり
  • 2019年7月25日
  • 読了時間: 3分


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こんにちは。


今日は、ホテルにおける「アメニティー」の意義について、少し考えながら、実際にどんなアメニティーがホテルに相応しいか、私なりの考えや事例を元に考えていきたいと思います。




「アメニティー」、その意味合いを調べてみました。

大辞林・weblio辞典によると、


「アメニティー


①快適さ。喜ばしさ。



③生活を快適にする施設設備文化施設



大辞林・weblio辞典により参照。





つまり、ホテルの備品という意味合い以外に、「快適さ」や「喜ばしさ」を表現する意味合いでもあるということ。

また、「生活を快適・喜ばしくするもの」とも解釈できます。



ホテルの「備品」としての機能面だけではなく、それを通して如何にその空間での時間を

「快適で喜ばしいものにするか?」といったテーマが元来潜んでいると考えます。




「快適なもの」として、成立しているものは多いかと思いますが、ゲストにとってアメニティーが「喜ばしいもの」にまでなるには、まだまだ色々な可能性があるんではないかと考えます。


ゲストにとって本当に喜ばしいアメニティーを実現する上で、様々な試みをされているホテルがあります。



例えば、



・ホテルオークラ東京ベイのバスアメニティーはボトルが大きめのため、思い切り使える上に、持ち帰り後も何日も使える嬉しいポイントがあります。



・コンラッド東京は、顧客ごとに、その方にあったサービスを大切されており、会社の理念がアメニティーにも反映させています。バスアメニティーにおいては、4種類の異なるブランドや香から、自分の好きなものを選ぶ、というよりパーソナルなサービスを実施されています。



・スコータイバンコク( タイのバンコクのホテル)では、バスアメニティーが素晴らしい木箱に丁寧に敷き詰められています。木箱の蓋はなんとシャグリーン(鮫皮)が使われており、タイの木工技術が反映されたとても美しいもの。


アメニティー自体だけでなく、そのプレゼンテーション方法にもしっかりと気を配ることで、ゲストの喜びはワンランク上のものとなります。




このようにホテルによって、ゲストにどんなアメニティーを提供すると、「本当に喜んでもらえるのか」考えれば考えるだけ、ワクワク、面白いアイディアが浮かんできませんか?


決して「高いものを採用しよう!」といっているのではないんです。


ただ、「アメニティー」という言葉の本質を今一度認識して、その本当の意味を体現できるようなアイテムにすると、ホテルのレベルや価値観も一層高まるのではないでしょうか。

 
 
 

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