ホテルのバスアメニティーに求められるコトとは?
- 安藤かおり

- 2019年7月18日
- 読了時間: 2分

今回は、「ゲストはバスアメニティーに”何”を求めるのか?」
について考えていきます。
主にバスアメニティーとは:
・シャンプー
・コンディショナー
・ボディーミルク
・ソープ
・バスソルト
・コーム
・歯ブラシ
・シェーバー
・ヘアキャップ
・ヘアゴム
・コットン
・綿棒
など。
様々なアイテムがありますが、理想的なゲストに本当に喜んでもらい、
ホテルのブランド価値を高めるためには、機能的価値と情緒的価値、
その両方を満たしていることがポイントとなってきます。
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例えば、シャンプーの泡立ち。
最近では環境への配慮などにより、オーガニック成分のみを使ったバスアメニティーも
出てきていますが、そういうものは環境配慮への強い意識をお客様にお見せできる一方、
どうしても泡立ちが良くないものが殆どです。
こういった機能面にも配慮しながら、理想のゲストが「環境への配慮」と「使用感」のどちらにどれぐらいの価値を置くかということをじっくり考慮しながら、ゲスト像の価値基準で剪定を行っていく事が大切です。
また、一言で「泡立ちが良くない」といっても中々その状態を言葉だけで理解することは難しいことも事実です。
理想のゲスト像に近い方に実際使用してもらい、その方にヒアリングを行う、
また自分自身やホテルの担当者など剪定に関わる人間も使用をしてみることをお勧めします。
特に男性と女性ではバスアメニティーに対する意見が異なる事が多いので、注意しながら理想的な剪定を行っていきましょう。
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機能的価値と情緒的価値ががしっかりとバスアメニティーを通して表現され、
ゲストにとって、しっかり感じ取れる事。
それが出来れば、ゲストにとってアメニティーだけではなく、
客室空間や、ホテル全体の価値がぐっと上がり、ホテルとしてのブランド価値も
高まっていく。
更にはホテルの熱狂的なファンを生む、そんなきっかけの1つにさえなるんです。
今一度、現在お使いのバスアメニティーを見つめ直してみてはいかがでしょうか?



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